うつ病とセロトニン
近年は老若男女問わず、強いストレスを感じながら生活している方も多いようで、最終的にうつ病の症状を訴える患者の数もまた増加傾向にあります。強いストレスが継続的に心にのしかかることで、あらゆることにやる気を失うなどのうつ病の症状が現れるのです。実は、この原因の１つとしてセロトニンが不足していることが考えられます。精神面を落ち着かせる効果のある神経伝達物質として知られているセロトニンですが、これが不足してしまうと、精神状態が不安定になりがちになってしまいます。逆に言えば、セロトニンがしっかり分泌されるような生活を送っていれば、うつ病を発症する可能性を下げてくれるともいえるのです。
セロトニンの分泌を高めるには、例えば太陽光をしっかりと浴びて、適度に運動することが挙げられます。セロトニンの原料であるトリプトファンを生成するために必要なたんぱく質を多く含む食材を、日頃の食生活に取り入れることも重要です。このように食生活や生活環境を改善することでセロトニンが分泌され、うつ病の予防にもなるのです。
